マナー・エチケット

 
<基本理念>

 
1.礼に始まり礼で終るを主眼とし、礼儀を重んじる。
 
2.正々堂々、フェアプレイに競技することを旨とする。
 
3.競技の進行を迅速かつ円滑に行えるよう心掛ける。
 
4.競技者が共に気持ち良く競技できるよう心掛ける。
  従って、
  ①競技者が不快になる行為は禁じる。
  ②マナーを注意する者もされる者もその点を配慮すること。
 
 

<具体的遵守事項>  

 
1.競技を始める前に挨拶をすること。  
 
2.自分の前の壁牌は、他家が取り易いよう心を配ること。
  (推牌の励行)
   ①自分の前の壁牌は、自動卓の場合、セットされたら先ず前に出すこと。
    (15度位、右肩上に傾けるのが望ましい。)   
   ②壁牌に段差をつけないこと。
    (牌の落下防止)   
   ③自分の前の壁牌が半分以下になったら中央に移動すること。  
 
3.自分の前の壁牌が開門にあたった時は、嶺上牌を降ろすこと。  
 
4.自分の壁牌が出目数のとき、状況により親が取り易いよう分けること。
   またドラは速やかに開けること。  
 
5.サイコロの目数を発声し、確認し合うことは良しとする。  
 
6. 他家の捨牌・壁牌を触らないこと。
  (反面、自分の捨牌、壁牌は責任を持つこと。)  
 
7.競技中は、原則として両手を使わないこと。
   但し、配牌整理時、壁牌の移動時は可とする。  
 
8.両手を卓に置かないこと。  
 
9.手中に他の牌を握りながら取捨をしないこと。
 
10.先自摸は、絶対にしないこと。
 
11.自摸牌は右端に置き、捨牌後手中に組み込むこと。
 
12.打牌を卓にたたきつけたり、無作法に放りださないこと。
 
13.親の第一捨牌は、北家の配牌後に行うこと。
 
14.手牌が少なくなった時およびリーチの時に牌を伏せないこと。
 
15.チー・ポン・カン・ロンは明確に呼称してから動作に入ること。 
    次に組合せ牌を明示してから鳴いた牌を取り、副落牌に打牌者が
    分かるように加えてから打牌すること。
 
16.他家のチーを見かけての遅ればせ2秒以上のポン・カンは遠慮すること。
    従って、チーは2秒、間をおいて発声することが望ましい。
 
17.捨牌は速やかに、他家に見えるようにすること。
   (捨牌に手をかぶせておくり込む等はしないこと。)
 
18.河中の捨牌は、常に整頓して左側より6枚揃えて並べること。
 
19.自摸して打牌に要する時間は努めて速やかにすること。
   (3秒以内が望ましい。)
     特にチー・ポンの後の捨牌はスピーディーに行う。
 
20.競技中、牌をパチパチと鳴らしたり、牌を手中で遊ばないこと。
 
21.上家の打牌の都度チーのモーションをかけたりし、故意に自摸を遅らせ
    時間稼ぎをしてはならない。
 
22.関係のない牌に対しチーのモーションをして、当たり牌を惑わすような
    三味線行為をしてはならない。
 
23. 負けがこんだり、放銃して不貞腐れた態度を取らぬこと。
 
24.支払う点棒を放り出さないこと。
   (点棒は静かに置く。)
 
25.点棒は、あちこちから借りぬこと。
   (借点は、なるべく一人から借りる。)
 
26.自分の打牌の種類を呼称してはならない。
 
27.暗槓が成立した時は、その牌種を明示(4枚を表に)してから
    暗槓の状態(2枚を裏返し)とする。
    次にカンドラをめくり、嶺上牌を 自摸る。
 
28.自摸和の牌を卓に叩きつけぬこと。
   (静かに置き、倒牌する。)
 
29.競技中の私語は慎むこと。
   (鼻歌、口笛等は厳禁!)
 
30.局が終るたびに手牌をさらしたり、解説をしないこと。
 
31.和了者は和了点を申告し、他家は確認にとどめることを原則とする。
    但し、分からない人がいるときには助言すること。
    また、間違えているとき、他の人が気が付いたら訂正すること。
 
32.和了牌を手牌の中に取り込まぬこと。
 
33.余分な言葉は慎むこと。
    場合によっては罰則となる。
 
34.競技終了後は、点棒を揃え、挨拶を交わし席を離れること。
 

 <手積みの時の追加事項>

 
35.サイコロは、自分の壁牌に当て、2個同時に河中に振ること。
 
36.親は、下家の自摸後、速やかにサイコロを自分の右側に取り込むこと。
 
37.壁牌は、17幢を過不足ないように気をつけて並べること。
 
38.洗牌は、充分に行うこと。 牌を裏返してから牌の側面を押して混ぜ、
     牌が裏返らないよう心掛けること。
 
39.洗牌の際、表向きになった牌を手許に積まないこと。